お手軽にDOLBY AtmosとDTS:X対応のサウンドバーで究極の臨場感を楽しもう -日本メーカー製品を比較-

サラウンド

(本ページにはプロモーションが含まれています)


前回の記事でDOLBY Atmosとは一体何なのかを紹介しました。Dolby Atmosはオブジェクトという概念で音声を再生する今までにない新しい技術です。

DOLBY Atmosとは -サラウンドの種類:Dolby digitalとAtmosって何が違うの?-
ホームシアターのサラウンドスピーカーを選ぶとき、チャンネル数や対応フォーマットが重要ですよね。多ければ多いほど性能が良さそうです。チャンネル数は多ければ色んな場所から音が聞こえるので臨場感が増すことがイメージできます。スピーカーを設置しない...

4Kテレビが安くなったのでUltra HD Blu-rayを持っている方もいるのではないでしょうか。Ultra HD Blu-rayはDolby Atmosで収録されているタイトルも多いので、せっかくだからAtmosの臨場感も楽しみたいですよね。今回はお手軽にDolby Atmosを体験できるサウンドバーを紹介したいと思います。

忙しい方は価格帯と特徴を一言で表した「まとめ」部分に進んでください。新発売の機種の記事へのリンクもあります。

まとめ部分に進む

 

LG ATMOS対応サウンドバー SN7CY

LGのATMOS対応サウンドバーも3万円台です。(中国メーカーではないので、品質はまともだと思います) 2020/8/6発売です。

Amazonで、なんと19,500円!(2022/11/27時点)

 

デノン ATMOS対応サウンドバー DHT-S217K

日本メーカーのデノンから低価格ATMOS対応サウンドバーDHT-S217Kが新発売!

2022/5/19発売です。2万円台後半の予定です。

Amazonで26,996円!(2022/11/27時点)

サウンドバーとは

サウンドバーは前面のみのバータイプのスピーカーでサラウンドを楽しめる機器です。

例えば2.1chのサウンドバーの場合、前面の左右のスピーカーが1本のバー状の本体に納まっています。サブウーハは本体に収まっていたり、独立していたりと製品によって異なります。

普通のAV機器のようにテレビの近くに置くだけで使用できるので、配線に悩まされることはありません。非常にお手軽で、価格帯も抑え目で安価です。

また、デザインがおしゃれなものが多いので非常に人気になっています。

YAS-108の設置イメージ

出典:YAMAHA YAS-108の製品ページより

上の画像はYAMAHA YAS-108をテレビの下に取り付けられている状態です。スピーカーというよりもインテリアみたいでカッコいいです。YAS-108はDolby Atmosに対抗するDTS-Xのバーチャルサラウンド「DTS Virtual:X」には対応していますが、残念ながらDolby AtomsとDTS-Xには対応していません

YAS-108は現在、流通していません。後継機種があります。

NEW 2020/10/1にYAMAHA SR-C20Aが新発売!実売約2万円と安いです!こちらもDOLBY ATMOSには対応していません。

DTS Virtual:Xは、上下方向のないサラウンドフォーマット(DOLBY Digital 5.1chやdts-hd 7.1chなど)の音声データからバーチャルに上下方向の音声を合成する技術です。元々のソースに上下方向の音声がある場合、DTS Virtual:Xで再生すると上下方向の再現性が高いようです。YAS-108/109/SR-C20Aでは、Dolby AtomsとDTS-Xを直接入力することはできません。

 

とりあえずサウンドバーなるものを試してみたい人はソニーのお手軽サウンドバーもオススメです。Dolby AtmosやDTS Virtual:Xなどの最新規格には対応していませんが、ブルーレイまでのDOLBY/DTSでのサラウンド効果は抜群です。

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Dolby Atmos対応のサウンドバー

サウンドバーはお手軽な製品ですが、設置が楽なことから各メーカーから多くの製品が作られています。もちろんDolby Atmosに対応したサウンドバーもあります。

Dolby Atmos対応のサウンドバーは少し価格帯が上がります。しかしお手軽に設置できるのに5.1chのサラウンドスピーカーも顔負けのハイスペック製品です。

YAMAHA YSP-5600

YAMAHA YSP-5600の設置イメージ

出典:YAMAHA YSP-5600製品ページより

Dolby AtmosとDTS:Xに対応

YAMAHA YSP-5600は世界で初めて一体型サウンドバーとしてDolby Atmosを採用した製品です。さらにDTS:Xにも対応しています。スピーカーがたくさんあるのですが、サラウンドとしては7.1.2ch相当です。

DOLBY ATMOSとdts-Xに対応。垂直方向のビームを作り出す左右6個ずつの垂直ビーム専用アレイスピーカー

出典:YAMAHA YSP-5600製品ページより

ハイトチャンネル信号のないコンテンツも臨場感アップ

サウンドを三次元に再現するためには垂直方向のハイトチャンネル信号が必要です。YSP-5600はハイトチャンネル信号のない3Dサラウンドフォーマット非対応のコンテンツに対しても、内蔵デコーダーによりハイトチャンネル信号を創出することで音場感を立体的にスケールアップする「アップミックス機能」を装備しています。

7.1.2chのサラウンド効果のイメージ

44+2スピーカー構成により最大7.1.2ch相当のリアル3Dサラウンド再生を実現

6個ずつの垂直ビーム専用アレイスピーカー(各2.9cm口径)、3列-32個の水平ビーム専用アレイスピーカー(各4cm口径)、サブウーファー(各11cm口径)

出典:YAMAHA YSP-5600製品ページより

室内の壁面へ向けた水平方向のビームを作り出す水平ビーム専用アレイスピーカーと、天井面へ向けた垂直方向のビームを作り出す垂直ビーム専用アレイスピーカーを装備しています。これによりリアルな3Dサラウンド再生を実現しています。

ステレオ再生するときには垂直ビームスピーカーがツィーターとして動作するので高音質で音楽を再生できます。

ネットワーク音源の再生に対応

Wifiやヤマハ独自のMulticastを使用してネットワーク上の音楽コンテンツを再生できます。

ネットワーク音源の再生に対応:ワイヤレスルーターを介してPC、NAS、ワイヤレス音楽再生/操作の端末、ストリーミングサービス/インターネットラジオの音楽を再生

出典:YAMAHA YSP-5600製品ページより

SONY HT-ST5000

SONY HT-ST5000の設置イメージ

出典:SONY HT-ST5000製品ページより

Dolby AtmosとDTS:Xに対応

Dolby AtmosとDTS:Xに対応

出典:SONY HT-ST5000製品ページより

SONY HT-ST5000はDolby AtmosとDTS:Xに対応しています。7.1.2chのスピーカー構成でDolby Atmosのサラウンドを実現します。サブウーハは独立しておりワイヤレスで接続されます。

サラウンド効果のイメージ

出典:SONY HT-ST5000製品ページより

アップミキサー「Dolby Surround」「Neural:X」対応

リモコンのサウンドフィールド「3Dサラウンド」を選択することで、簡単に2chから7.1chで収録された既存のコンテンツも高さ方向を加えた3次元の立体音響で楽しめます。

リモコンの3Dサラウンドボタンを押すだけで市販のブルーレイディスクをアップミキサーにより高さ方向を加えた3次元の立体音響を実現

出典:SONY HT-ST5000製品ページより

S-Force PROフロントサラウンドでより深いサラウンド感

ソニー独自の「波面制御技術」を加えたS-Force PROフロントサラウンドによって、エネルギッシュな音の密度、豊かな広がり感が得られ、迫力のある解像度の高い空間とその中で自在に動き回るオブジェクトの表現を部屋の広い範囲で実現しています。

S-Force PROフロントサラウンドで部屋の広い範囲でサラウンド効果を実現

出典:SONY HT-ST5000製品ページより

圧縮音源をハイレゾ相当の高解像度音源に

CD音源や圧縮音源をハイレゾ相当の高解像度音源(96kHz/24bit)にアップスケーリングでき、高音質で音楽を楽しめます。

CD音源や圧縮音源をハイレゾ相当の高解像度音源(96kHz/24bit)にアップスケーリング

出典:SONY HT-ST5000製品ページより

独立アンプ駆動

各スピーカーは独立アンプで駆動されており、スピーカーをダイレクトにドライブするので、インピーダンスの違いや中低域と高域が相互に干渉しあうことなく高音質なサラウンドが楽しめます。また各スピーカー間で生じる時間軸や位相のずれも信号処理により補正されています。

独立アンプで駆動、スピーカーをダイレクトにドライブ

出典:SONY HT-ST5000製品ページより

ワイヤレスでもハイレゾ音質

従来のBluetooth Audioの最大約3倍で接続できるLDACに対応しているので、ハイレゾコンテンツも高音質で楽しめます。

従来のBluetooth Audioの最大約3倍で接続できるLDACに対応

出典:SONY HT-ST5000製品ページより

約16万円です。

その他の出品者からは「新品の出品」で確認してください。

SONY HT-Z9F

SONY HT-Z9Fの設置イメージ

出典:SONY HT-Z9F製品ページより

SONY HT-Z9FはHT-ST5000の下位モデルです。

HT-ST5000は7.1.2chですが、HT-Z9Fは3.1chとスピーカーが少なくなっています(ワイヤレスサブウーハです)。ただし、ワイヤレススピーカーを増設できるので、物足りなくなったらリアル5.1chにアップグレードすることができます。

ワイヤレススピーカーを増設できるので、物足りなくなったらリアル5.1chにアップグレード可能

出典:SONY HT-Z9F製品ページより

あと独立アンプ駆動ではないので、HT-ST5000のほうが忠実にサラウンドを再現できます。その他の機能はHT-ST5000と似ています。

HT-ST5000と比較するとスペックは少し劣りますが半額程度の価格になっているのでDolby Atmos対応のサウンドバーとしては手が出しやすい製品です。7万円台です。

まとめ

以上、Dolby Atmosに対応したサウンドバーを紹介しました。日本メーカーでは以上の製品が全てとなります。オンキョーもUSAでは販売しているようですが、PIONEERの製品と似ているのでどちらかの会社のOEMだと思われます。

各製品の特徴を一言でまとめると以下のようになります。

実売価格:20万円超

ホームシアターシステム HT-A9

2021/8/7にソニーから最上位モデル「ホームシアターシステム HT-A9」が発売されました。

ソニー独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」(サンロクマル スペーシャル サウンド マッピング)は4体のリアルスピーカーからの音の波面を合成し、最大12個のファントムスピーカーを生成します。また、音場最適化技術により、スピーカー間や天井までの距離を内蔵マイクで自動計測し、スピーカーの置かれている空間を把握。その情報を元に広大な音場空間を創り出し、リビングが音で満たされるような360立体音響を体験できます。そして、映画のワンシーンの中に自分がいるような圧倒的な臨場感を楽しめます。

また、スピーカーはワイヤレス接続により自由にレイアウトが可能になっています。

実売価格:10万円超

スピーカー数が多いので物理的な性能が期待できるYAMAHA YSP-5600

 

ソニーブランドの技術の高さが期待できるSONY HT-ST5000

 

NEW 2022/2/24にBose Smart Soundbar 900が発売!BOSEサウンドバーで初のDOLBY ATMOS対応です。

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仕様や性能はこちらで紹介しています。

【2022/10/27新モデル登場】BOSEサウンドバー300/500/600/700/900の違いは?【お手軽な300/薄型・自動音場補正の500/高性能の700/DOLBY ATMOS対応の900】その他キャンペーン情報も
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ソニー HT-Aシリーズ 新モデル発売

2021/8/28にソニーから独自技術の「360 Spatial Sound Mapping」に対応したサウンドバーHT-A7000が発売されました。(「360 Spatial Sound Mapping」を使用する場合は、別売専用リアスピーカーが必要)

 

ソニー HT-Aシリーズ

2022/9/10から廉価モデルHT-A3000/HT-A5000が順次発売されます。別売専用リアスピーカーを追加すれば「360 Spatial Sound Mapping」の機能を使用できるところはHT-A7000と同じです。

CH数やハイレゾ対応など、実売価格(2022/8/30時点)は以下の通りです。

モデル CH数 対応 実売価格 発売日
HT-A3000 3.1ch 約9万円 2022/9/10
HT-A5000 5.1.2ch ハイレゾ
8KHDR
約12万円 2022/10/22
HT-A7000 7.1.2ch ハイレゾ
8KHDR
約15万円 2021/8/28

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実売価格:6~9万円台

NEW 2021年4月にデノン HOME SOUND BAR 550が発売!

横幅65cmとコンパクトながら大迫力のDOLBY ATMOS/DTS:X対応サウンドバーです。AlexaやApple Air Playなどにも対応した高機能サウンドバーです。8万円弱です。(2022/10/31時点)

 

NEW 2022/1/20にデノン サウンドバー DHTS517が発売!

横幅105cmと標準的な大きさです。SOUND BAR 550ほど高機能ではありませんが、DOLBY ATMOS対応です。(DTS-Xには非対応) 5万円台半ば(2022/10/31時点)

 

ソニーブランドでお手軽な価格のSONY HT-Z9F

 

マイクで自動調整してくれるので手間要らずなPIONEER FS-EB70

 

2020年6月にソニーHT-G700が発売されました。実売価格は5万円台です。

こちらの記事で紹介しています。

実売価格:3~5万円

2019年1月下旬にパナソニック社からSC-HTB01が発売されました。以下の記事で紹介しています。実売価格4万円台とDolby Atmos対応のサウンドバーで最安値クラスです。

 

2019年4月下旬にソニー社からHT-X8500が発売されました。これも4万円台の実売価格です。

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NEW 2021/2/5にJBLからDOLBY ATMOS対応5.0chサウンドバーが発売!

JBLは、元々アメリカ企業ですが、韓国サムスン電子の傘下ハーマン・インターナショナル・インダストリーズに変わりました。

3万円台半ばです。(2022/10/31時点)

実売価格:2万円台

NEW 日本メーカーでは有りませんが、LGのATMOS対応サウンドバー。当初は3万円台でしたが、価格が下がっています。(中国メーカーではないので、品質はまともだと思います) 2020/8/6発売です。

Amazonでなんと19,500円(2022/11/27時点)

 

デノン ATMOS対応サウンドバー DHT-S217K

日本メーカーのデノンから低価格ATMOS対応サウンドバーDHT-S217Kが新発売!

2022/5/19発売です。2万円台後半の予定です。

Amazonで26,996円!(2022/11/27時点)

低価格 (ATMOS/DTS-X未対応)

圧倒的に安いがDolby Atmos/DTS-Xには未対応でDTS:Virtual Xに対応しているYAMAHA SR-C20Aです。

新発売

NEW 2020/10/1にYAMAHA SR-C20Aが新発売!こちらはDOLBY ATMOSには対応していません。1万円台後半と安いです!

 

とりあえずサウンドバーなるものを試してみたい人はソニーのお手軽サウンドバーがオススメです。Dolby AtmosやDTS Virtual:Xなどの最新規格には対応していませんが、ブルーレイまでのDOLBY/DTSでのサラウンド効果は抜群です。実売1万円台前半とかなり安いです。

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Amazonベストセラー1位 (2022/10/31時点)

 

音響機器で超有名なBOSEは残念ながらATMOS対応のサウンドバーを発売していません。Dolby Digital/DTSのサウンドバーは以下のページで紹介しています。

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