世界初の照明一体型プロジェクター「popoIn Aladdin」
現在、popIn Aladdin 2とpopIn Aladdin SEが発売されています。
この2機種の仕様や機能の違いについて比較してみたいと思います。
popIn Aladdinとは?
popIn Aladdin(ポップイン アラジン)は、2017年に世界初の照明一体型プロジェクターとして開発されました。
開発・販売元
開発・販売元は、2008年に東大発ベンチャーとして設立されたpopIn株式会社です。創業者は、現在も代表取締役社長である「程 涛」氏です。
2015年にバイドゥ株式会社と経営統合し100%子会社になりましたが、今でも独立した事業運営をおこなっています。東京本社/大阪/福岡に拠点を持っており、一般的な中華系メーカーとは一線を画しています。
資本は中国ですが、実態は日本企業と言ってよいと思います。
現在、プロジェクター事業以外にもIT関連事業も行っています。
- 世界初のプロジェクター付きシーリングライト(popIn Aladdin)
- ニュース記事などのレコメンドサービス(popIn Discovery)
- ECサイトのレコメンドサービス(popIn Action)
照明一体型プロジェクター
popIn Aladdin 2/SEは、照明一体型プロジェクターです。
リビングルームの照明として一般的なシーリングライトとプロジェクターが一体となった製品です。
大画面を楽しみたいけど、50インチなどのテレビは物理的サイズが大きすぎて諦めている人も多いんじゃないでしょうか。
プロジェクターは画面を拡大して投影するので、本体自体は小型です。プロジェクターだと100インチも簡単に投影することができます。
プロジェクターってどこに置くの?
本体自体は比較的小型のプロジェクターですが、若干、設置場所に悩みます。
スクリーンとプロジェクターを数メートル離す必要があります。一般的にはリビングルームのソファーの後ろにプロジェクターを設置しますが、台などを用意しないとソファーや人の頭が邪魔で影が映ってしまいます。
また、配線にも気をつけないと足が引っかかって故障したりします。
シーリングライトと交換するだけ
照明一体型プロジェクターのpopIn Aladdin 2/SEなら、リビングルームのシーリングライトと交換するだけです。一般的な照明器具と同じ仕組みで設置できるので、工具も必要ありません。
無線LAN(Wifi)やBluetoothに対応しているので、ゴチャゴチャとした配線も省略することができます。
これなら賃貸物件でもお手軽にプロジェクターを設置できますね。
もちろんミラーリングに対応しているので、YouTubeやAmazonプライムビデオなどの動画配信サービスも簡単に楽しめます。
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popIn Aladdin 2/SEの違い
現在、popIn Aladdin 2とpopIn Aladdin SEが販売されています。
この2機種の仕様や性能などの違いを比較してみます。
popIn Aladdin 2 | popIn Aladdin SE | |
---|---|---|
通常価格 | 99,800円 (税込・送料込) |
74,800円 (税込・送料込) |
投影方式 | DLP® 0.33 1080p DMD | DLP® 0.23 1080p DMD |
投影サイズ(距離) | 40インチ(0.85m) ~120インチ(2.09m) |
40インチ(1.27m) ~120インチ(3.33m) |
明るさ | 700ANSIルーメン | 500ANSIルーメン |
解像度 | 1080PフルHD (1,920×1,080) |
|
対応OS | Android 9.0 | |
メモリ | 2GB | |
ストレージ | 16GB | |
スピーカー出力 | 8W+8W | 3W+3W |
Wifi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac | |
bluetooth | Bluetooth 4.2 | |
ミラーリング | AirPlay / ホームネットワーク (一部コンテンツはDRM(著作権保護機能)によりAirplayが利用できない場合あり) |
|
LEDシーリングライト | 器具光束:デフォルト3800lm、最大4300lm、無段階調光 光色:2800K~6000K、無段階調色 |
器具光束:デフォルト3800lm、6段階調光 光色:2800K~6000K、6段階調色 |
サイズ | 幅476mmx高さ145mm | 幅476mmx高さ169mm |
重量 | 4.9kg |
性能が高い項目は黄色に塗っています。
高性能なpopIn Aladdin 2
どちらの機種もフルHD(1,920×1,080)の解像度です。
解像度的には同じですが、DLP素子が大きいpopIn Aladdin 2のほうが性能は少し高くなります。
明るさ/スピーカー出力/LEDシーリングライト無段階調光など全体的に性能が高いです。
また、本体の高さが145mmと薄くなっています。
部屋が大きい場合はpopIn Aladdin SEがいいかも
性能面ではpopIn Aladdin 2のほうが高いのですが、1点だけ注意点があります。
投影距離とスクリーンサイズの関係です。
popIn Aladdin 2は短焦点レンズを採用しており、スクリーンとプロジェクターの距離が短くても大画面を映すことができます。
逆に言うと、スクリーンとプロジェクターの距離が離れていると、投影された画面サイズが大きくなりすぎてしまうデメリットがあります。
各機種の画面サイズに必要な投影距離は以下の表の通りです。
画面サイズ [インチ] |
popIn Aladdin 2 | popIn Aladdin SE |
---|---|---|
40 | 0.85m | 1.27m |
50 | 1.00m | 1.52m |
60 | 1.16m | 1.78m |
70 | 1.32m | 2.04m |
80 | 1.47m | 2.30m |
90 | 1.63m | 2.55m |
100 | 1.78m | 2.82m |
110 | 1.94m | 3.07m |
120 | 2.09m | 3.33m |
一度、部屋の壁からシーリングライトの距離を測定してみてください。
大きなリビングルームなどシーリングライトの取付口が壁から離れている場合は、popIn Aladdin SEを選択したほうがピッタリのスクリーンサイズになるかもしれません。
popIn Aladdin SEの投影距離と画面サイズの関係は以下の図の通りです。
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