スクリーンの選び方 -設置タイプと利用シーン-

スクリーン

プロジェクターは主に性能の違いで選べばいいんですが、スクリーン選びで重要なのは「設置タイプ」です。表面処理やサイズが性能と呼べますが、非常に大きく工事が必要なタイプがあるので設置できるかどうかが重要です。

今回はどのようにスクリーンを選べばよいかを説明したいと思います。

スクリーン

スクリーンはプロジェクターから投射した映像を映すために必要です。最悪白壁や白紙を貼っても見れますが、壁や紙の凹凸で影ができたり画像がゆがんだりします

スクリーンを選ぶときの要素は以下のものがあります。

  • 表面処理の種類
  • サイズ
  • 設置タイプ

この中でも「設置タイプ」が最も重要です。表面処理とサイズはさらっと説明しますね。

表面処理

スクリーンの表面処理にはマット(拡散)、ビーズ(回帰)、パール(反射)の3種類がありますが、流通しているのはほとんどマットです。

昔はプロジェクターの明るさが十分ではなくビーズやパールのように明るく見えるタイプも売られていましたが、今は十分な明るさを確保できるので自然な映像が見られるマットが主流です。

特別に昼間にしか使わないなど十分な遮光ができない環境では、ビーズ処理されたスクリーンを選んだほうがいいですが、通常は表面処理の種類を気にしなくても問題ありません。

スクリーンで有名なキクチ科学研究所が製品に使用している表面処理の情報が以下のリンク先にあるので参考にしてください。

スクリーンの選び方|SEARCH SCREEN|株式会社キクチ科学研究所 公式WEB

通常はマット系のCWかAWを選び、十分に遮光できない場合にビーズ系のPGを選択します。

サイズ

様々なサイズのスクリーンが売られています。

大きな種類としてアスペクト比が「4:3」と「16:9」に分かれます。今は主流の映像ソースが16:9なので「16:9」の一択となります。(4:3は昔の名残です)

大きさは、60~120インチくらいが種類も豊富です。

お好みでどうぞといいたいところですが、1点だけ気をつけることがあります。

  • プロジェクターで投影可能なサイズであること

設置する予定のおおよそのプロジェクターとスクリーンの距離を測って、プロジェクターの仕様書を確認してください。プロジェクターとの距離が近すぎると小さな画面しか投影できません。

どうしても近くにしか設置できない場合は、近距離投影できるプロジェクターを選んでください。

設置タイプ

スクリーンを選ぶときに設置タイプから選ばないと、気に入った製品でも実際に設置できません。表面処理とサイズを先に説明しましたが、まず設置タイプを検討してからスクリーンを探してください

設置タイプには以下のものがあります。

  • 天吊り
  • パネル
  • 壁掛け
  • 自立

天吊り

天井に直接スクリーンをネジ止めします。

出典:株式会社キクチスクリーン科学研究所 Stylist ES

スクリーンが常時見えているものや、ロールカーテンのように天井側に収納できる種類があります。収納できるタイプは日常生活で全く邪魔になりません。電動やリモコンで収納できる製品もあります。

持ち家で天井に強度がある場合は天吊りできますが、賃貸の場合は天井に穴を開けることになるので設置できません

僕の場合は、持ち家で天吊り可能なように補強材が入っている天井なので、天吊りにしています。補強材が入っていない天井だとしっかりネジ止めできないので必ず確認してください

スクリーン面は天井からぶら下がる形になり表面が波打つ場合があるので、後述のパネルタイプと比べると映像が歪む可能性があります。

(若干波打っている程度ですので、普通は気になりません。これ以降のタイプの波打つも同じ意味です。)

パネル

壁に直接スクリーンを取り付けるタイプが「パネル」です。

出典:株式会社キクチ科学研究所 Stylist Panel

常時投影可能なようにスクリーンの前に何も置けませんが、スクリーン面がフレームにしっかり固定されているので、皺や波打ちが発生せず投射された映像に歪みがありません。また、収納機構がないので安価です。

これも壁に穴を開けるので賃貸だと設置が難しいですね。

ホームシアター専用ルームを作る場合に最も適しています。

壁掛け

壁にスクリーンを吊るすタイプです。

出典:株式会社キクチ科学研究所 V

専用のスタンドに吊るすか、壁にフックを取り付けて吊るします。

収納できるとなっていますが、巻物のように手でくるくる巻くだけなので、微妙です(笑)。上部の補強パイプとスクリーン面の構造なので、最も安価でお手軽です。

これもスクリーンが若干波打つことがあります。

僕も一番最初のスクリーンはこれでした。賃貸だったので、壁にフックをつけず「ツッパリ棒」に吊るしました。

自立型

天吊り収納の逆です。床に装置を置いて、スクリーンを引っ張り上げます。

出典:株式会社キクチ科学研究所 Stylish Limited

床に置くだけで穴を開けることがないので、賃貸には最適です。また、設置工事が一切要らないので、手をかけたくない人にもお薦めです。

こちらも普段は収納しているので、若干波打つ可能性はあります。

利用シーン

利用シーンごとにどのタイプのスクリーンが適しているか提案してみたいともいます。

  • できるだけ安く済ませたい
  • 同じ場所で普段はテレビ使い、映画鑑賞のときスクリーン
  • インテリアのようにかっこよくしたい
  • 専用ルームを作りたい
  • どんなことをしても高画質で見たい
  • あまり手をかけたくない

できるだけ安く済ませたい

最も安価な「壁掛け」タイプが適しています。

ビジネス兼用なので画質は若干落ちます。ホームシアター専用のものは価格帯が上がります。

賃貸の方は僕のようにツッパリ棒を使用するなどして安く設置してください。壁がない場合や大きなサイズの場合、床と天井の縦方向にツッパリ棒を立てて吊るすのがいいと思います。

 

画質や品質にこだわりがないのであれば、お手軽な製品を見つけました。

画質や品質に期待できませんが、激安なのでお試しにはいいんじゃないでしょうか。

普段はテレビ使い、映画鑑賞はスクリーン

同じ場所で普段はテレビ使い、映画鑑賞のときスクリーンを使いたい場合、「天吊りで収納」が最も適しています。テレビよりも少し前にスクリーンが降りるように設置すれば完璧です。

僕が使っているものと同じです。手動で上げ下げします。引っ掛ける専用棒も付属していました。

インテリアのようにかっこよくしたい

電動の天吊りがいいんじゃないでしょうか。リモコンで操作すればリッチな生活を演出できます。

筐体の色も赤/青/白/黒の4色から選べます。ワイヤレスリモコンです。

 

また、自立型でスタイリッシュな製品もあります。

こちらも同様に4色が用意されているので、お洒落なのに床置きタイプで工事は要りません。賃貸向きですね。

専用ルームを作りたい

どんなことをしても高画質で見たい

これはどちらも「パネル」が適しています。

専用ルームなのでスクリーンの上げ下げをしなくて済みますし、スクリーンが波打つことなく高画質で鑑賞できます。

あまり手をかけたくない

これは工事が不要な自立型(床置き型)ですね。

80インチですが、価格もお手頃です。

まとめ

プロジェクターよりも前にスクリーンを選んでください。

スクリーンは設置工事が必要なものがあるので、実際に設置できるかどうかが非常に重要です。設置タイプを決めてからサイズなどを決めることをお薦めします。

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