いつもFire TV Stickを使用してAmazonプライムビデオを視聴しているのですが、急に動画が再生できなくなりました。
いろいろ試した結果、Fire TV Stickを工場出荷時の状態に戻し、再設定・アップデートをしたところ、何事もなかったかのように動作するようになりました。
Fire TV Stickで再生できない...
ほぼ毎日のようにAmazonプライムビデオを観ていますが、急にビデオが再生できなくなったんですよね。
1回目の動作不良
2020/9/27に最初に動画が再生されない症状が発生し、アップデートのみで対処できたと思ったのですが、再度発生したので、アップデートだけでは十分ではないことが分かりました。
以下は最初のアップデートしたときの情報なので、読み飛ばしてください。
最終的な対処方法は以下を読んでください。
症状
症状的には以下の通りです。
- 対象機種:Fire TV Stick(HD版)
- 2020/9/30より前のバージョンです
- 時期:2020/9/27(日)の夜から
- 9/26(土)は普通に観ていました。
- 症状:
- 動画がなかなか再生されず10秒くらい経過すると画面が戻る
- 真っ黒の画面の中央で青い円がクルクル回っている状態
- たまに再生されるが、数秒から数十秒で急に動画が停止し、前の画面に戻る
- 動画がなかなか再生されず10秒くらい経過すると画面が戻る
試した対処
環境的にADSL回線を使用しているので、もともと超高速通信環境ではないんです。
通信速度が低下したことが原因かと思ったので、以下のような対処をしました。
- ADSLや無線LAN、Fire TV Stickの電源を入れ直す
- ADSLではなくスマホのテザリングで再生を試みる
どちらも改善しませんでした。
スマホのテザリングだと明らかに10Mbps~20Mbps出ていたので、通信速度の問題ではなさそうです。
「とうとうFire TV Stickが逝ってしまったのか?」、「電源を入れて最初からなので熱ではないよな?」、「まさか新型Fire TV Stickを売るために旧型をワザと故障させている?(笑)」なんてことを考えていたのですが、あることで復活しました。
ちなみに新型Fire TV Stickは以下のページで紹介しています。
Fire TV Stickのアップデートで復活!
Fire TV Stickのファームウェアのアップデートをしたところ、すんなり復活しました。
「最初に試せよっ!」と怒られそうですが、普段Fire TV Stickはアップデートがあると知らせてくれるんですが、特にメッセージが何もなかったんです。
一応、画面左上の「設定」-「My Fire TV」-「バージョン情報」-「アップデートをチェック」で、確認したところ、アップデートがありました。
2つほどあったようです。
1つ目は再起動が必要なくすぐに戻ってきて、もう一度アップデートを確認すると再起動ありのいつものアップデートでした。
その後は、今までのことが嘘だったかのように快適に動画再生ができました。
アップデートで完全復活したので問題はないのですが、今回の現象を少し分析すると、以下のような感じですかね。
- 通信速度が問題ではなさそう
- 短い時間だが、たまに再生されるので、再生中に一度でも通信エラーが発生すると再生を終了してしまうのではないか
- インターネットの通信はパケットロスが発生すること前提で動作しています
- 特にADSLやWifi経由だとパケットロスがボロボロ出ます
今までこのような現象はなかったので、今回、通信時のインタフェースを大幅に変更したのではないかと推測しています。
アップデートで直るということは、アップデート前のファームウェアだと必ず現象が発生するということなので、同じ現象が発生している人が相当数いるんじゃないでしょうか。
今回はアップデートだけで症状がなくなったので、とても簡単なことかもしれませんが、同じように悩んでいる方もいると思います。
いつもはアップデートの案内の画面が表示されますが、今回はメッセージが表示されず自分からアップデートをしないといけないので、とりあえずアップデートがあるかを確認してください。
動作不良が再発
さきほどの1回目の動作不良の対処で解決したと思っていたのですが、数週間ほど経過すると同様に「動画を再生するとすぐに停止してしまう」症状が再発しました。
やはり回線速度の問題かと半ば諦めて、速度が安定しそうな真夜中や明け方に試したりしましたが、一向に正常に動作しません。
別のFire TV Stickだと問題なく動作
Fire TV Stickをもう1個所有していたので、試しに差し替えてみたところ、全く問題なく正常に動作しました。
1年以上アップデートしていなかったので、「もしかして最新ファームウェアに問題があるのか?」と思い、怯えながらも最新アップデートを行いました。
最新ファームウェアでも正常に動作します。
正常動作品と動作不良品の違い
「だとすると、ハードウェアに問題があるのか?」と思い、他に違いがないのかをいろいろ探してみたところ、1点違うところがありました。
「設定」-「My Fire TV」-「バージョン情報」-「ストレージ」で内部ストレージ容量を確認すると、以下のようになっていました。
- 正常動作品:4.06GB使用可能/5.94GB
- 動作不良品:1.02GB使用可能/5.94GB
- 動作不良品の数値はだいたいの数値です。(既に対処済みで正常動作品と同じ数値になっているので、憶えている範囲で記載しています)
動作不良品のストレージの空き容量が、とても少なくなっています。
既に不要なアプリはアンインストールしていたので、これほど空き容量に差があるのは納得いきません。
原因として推測したのは以下の通りです。
- ストレージの空き容量が少なすぎる
- 不要なアプリを削除しても空き容量が回復しないのは、ゴミが大量に残っていると思われるので、そもそもソフトウェアがおかしくなっている
と、言うことで「初期状態に戻すしかないなぁ」と判断しました。
動作不良品を初期状態に戻す
動作不良品を初期状態に戻すことにしました。
Amazonプライム・ビデオしか見ていないので、消えて困るデータはないんですよね。
→ Fire TV StickでAmazonプライム・ビデオが検索できないとき【スマホでの検索方法も紹介】
U-NEXTやHuluのアプリをインストールしていても、再インストールしてログインすれば問題なく使用できます。
→ 動画配信サイトのサービス比較-DOLBY、フルHD、4K対応-
初期状態に戻す手順
初期状態に戻す手順は以下の通りです。
1.Fire TV Stickを工場出荷時の設定にリセットする
- メニューから「設定」-「My Fire TV」-「工場出荷時の設定にリセット」を選択
- 「リセット」ボタンをクリック
- その後はメッセージに従って操作する
- Fire TV Stickが再起動され、初期設定画面が表示される
2.Fire TV Stickの初期設定を行う
- リモコンとFire TV Stickのペアリングを行う
- (最初はリモコンが使用できないので、まずペアリングを行います)
- Fire TV Stick再起動後に英語でリモコンとのペアリングを促すメッセージが表示される
- リモコンのホームボタン(中央の家マーク)を押す
- ペアリング成功まで何回か押す必要があるかもしれません
- ペアリングが成功したメッセージが表示される
- (この状態で初めてリモコンで操作ができます)
3.使用する言語を選択する
- 使用する言語を選択する
- 使用する言語を選択するメッセージが表示される
- リモコンで操作(スクロール)して「日本語」を選択する
- (ここから日本語で表示されるようになります)
4.Wifiを設定する
- 使用するWifiを選択する
- パスワードを設定する
- パスワードはSSID/WPS(ボタン)/WPS(PIN)など所有しているWifiルーターの設定方法で設定してください
- SSIDの場合、Wifiルーターの裏に数十桁の英数字が記載されているので、それを入力してください
5.Amazonプライムイデオにログインする
- Amazonプライムビデオのログインを促すメッセージが表示される
- メールアドレスとパスワードでログインする
- Amazonにログインするときのメアドとパスワードです
- メールアドレスとパスワードでログインする
- 途中で視聴制限の有無やPINコードの設定などのメッセージが表示されるので、メッセージに従って設定する
- いつものホーム画面が表示される
- これでようやくFire TV Stickが普通に使用できる状態になっています
お疲れ様でした。
ここまでくれば、とりあえずFire TV StickでAmazonプライムビデオが視聴できる状態になっています。
あとは最新ファームウェアにアップデートするだけです。
6.最新ファームウェアに更新する
- 画面上部のメニュー「設定」をクリックする
- 「My Fire TV」-「バージョン情報」をクリックしていく
- 「アップデートをチェック」をクリックする
- アップデートの有無が検索されます(少し時間がかかる場合があります)
- アップデートがある場合、「アップデートする」をクリックします
- 一度ではアップデートが完了しない場合があるので、「ファームウェアは最新です」と表示されるまで繰り返してください。
- 途中で再起動した場合、最新ファームウェアになるまで繰り返してください
これで、完全に終了です。
工場出荷状態に戻した後の動作状況
Fire TV Stickを工場出荷状態に戻し、最新ファームウェアにした結果、全く問題なく動作しています。
ストレージの空き容量も正常動作品と同等の空き容量に増加しました。
一体何が原因だったのか?
結局、何が原因だったのでしょうか。
推測になりますが、Fire TV Stickのファームウェアがおかしなことになっていたのだと思います。
ストレージの空き容量が1GB程度はあったので、バッファ不足で数秒で動画停止するとは思えません。ストレージの空き容量が少なかったのはファームウェアに異常があったことが原因だと思われます。
工場出荷状態に戻すことで、ファームウェアの異常が解消されたのだと思います。
Fire TV Stickの動作がおかしいときは、以下の手順で確認することをオススメします。
- ファームウェアのアップデート
- それでも直らない場合は、工場出荷状態に戻す
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急にFire TV Stickで動画が再生できなくなった人はこちらを確認してください。
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