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時代を超えたアリスのヒット曲「狂った果実」をモチーフにしたオリジナル脚本を映画化した、ロマンポルノ作品。

ジョギングを趣味にする佐川哲夫と原宿で遊び回っている森千加がはじめて出会ったのは、哲夫が働くガソリンスタンドだった。千加がボーイフレンドとガスの補給に立ち寄り、哲夫は灰皿を落とし千加のノーブラの胸にさわってしまったのだ。田舎生まれの哲夫は夜、暴力バー「パラダイス」で働いているが生活は真面目だ。千加はいわゆる「クリスタル族」といわれる類いで、義父と肉体関係をもっていた。数日後、ジョギング中の哲夫のわきを、千加が偶然に通りかかり二人はドライブをする。彼女のドレッシーな姿に惹かれ、哲夫はレイプしようとするが、果たす前にいってしまう。翌日、千加はスタンドにやって来て「強姦魔」と哲夫をからかい、彼は興奮して客の外車をブツけてしまい、店をクビになる。世界があまりにも違う二人は、違いを自覚しながらも惹かれあったが、それは若さゆえの愛と修羅への始まりでもあった…。