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林一嘉監督の「岸部町奇談　探訪編」（2012）に続くシリーズ第2作。前作から2年後を舞台に、怪現象を科学的に解明する怪奇特別探偵の活躍を再び描く。本作の撮影舞台は、映画「20世紀少年」に登場し、経済産業省近代産業化遺産認定の“西尾劇場”。昭和初期から時間の止まった異空間が、本作へ特異な空気感を注ぎ込む。愛知県知事の大村秀章が映画初出演。また、幼少より少林拳を練拳する林監督本人が出演し、香港映画張りのカンフーアクション映画にも仕上がっている。 女子高生の黒江茜（工藤奈那）は、これまで多数の怪事件に挑んできた怪奇特別探偵、通称”怪特探”の狭間元（サエト）の事務所を訪れる。彼女は毎晩仮面を着けたセーラー服姿のマネキンに、執拗（しつよう）に追い掛け回されているのだと必死に訴える。狭間はいとも簡単にその問題を片付けたように見えたものの、類似の現象が続々と起きるようになり……。