初めてのホームシアターのオススメは? 無難にサラウンドから始めませんか

サラウンド

利用スタイルごとにどのようなホームシアターがお薦めなのかを書いてみます。

今回は「ホームシアターに興味があるけど、あとで後悔しないかなぁ。。」と思われている方に向けて、無難な始め方を説明したいと思います。

導入までの不安

ホームシアターに馴染みのない方はいろいろ不安だと思います。

  • 何を揃えればいいの?
  • プロジェクターもサラウンドスピーカーもいろんな種類があって迷う
  • そもそもどう配置するの?
  • 線がいっぱいで難しそう
  • せっかく機器を買ったのに、後でもっといい物を見つけたらどうしよう
  • なんかお金がかかりそう
  • 最近、50インチのテレビを買ったとこだから微妙

上記のようなことで悩みますよね。

以前の記事にも書いたんですが、僕がホームシアターを始めたのは「サラウンドシステムを導入すると臨場感が出るかな?」くらいの気持ちで始めました。いきなりプロジェクターやスクリーンを導入した訳ではありません。

僕の最初のホームシアター

僕は次のような構成でホームシアターを始めました。

  • 既に持っていたテレビ:28インチのブラウン管
  • 既に持っていたHDDレコーダー:HDD+DVD
  • サラウンドシステム:5.1chを新たに導入

今までの環境にサラウンドシステムだけを追加しました。

20年近く前だったので、BSデジタル放送は始まってましたが地デジはまだ始まっておらず、ブルーレイも普及していない時期でした。テレビも一応HD対応でしたが480PまででフルHDではありませんでした。

メインはDVDでの映画鑑賞でしたね。28インチだとDVDでも問題なく見れました。

サラウンドシステムを入れたことで、今からすると小さな28インチでも臨場感が凄くてびっくりしたことを記憶しています。感動しました(笑)。

大きな画面も最初は感動するのですが、次第に慣れます。サラウンドの音声は全方向から音がするので、普通のステレオ方式の音とは次元が違います。画面の大小などサイズの違いとは一線を画していて全くの別物です。画面で言うと2Dと3Dのような差があります。

あまり初期費用をかけたくない方や、とりあえずどんなものか試してみたい方は、サラウンドシステムのみ新規導入することをお薦めします。

また、既に50インチや60インチなどの大画面のテレビを持っている方も、サラウンドだけで相当臨場感が増すのでお薦めします。

サラウンドシステムのみ導入

メリット

今利用している環境にサラウンドシステムのみ導入すると以下のようなメリットがあります。

  • サラウンドだけでも非常に効果が高く臨場感が大きく増す
  • 費用を抑えられる
  • 設置が楽(箱ものを置くだけ)
  • 配線も最小限に抑えられる
  • 将来的にプロジェクターを導入しても無駄にすることなく継続して使用できる

ホームシアター以外にもいろいろ応用できます。

  • bluetooth経由でスマホの音楽を聴くことができるものだと本格的なステレオ代わりになる(音質はもちろん最高)
  • たくさんのオーディオ機器を持っている場合、スイッチャーにもなる
  • 映像のスイッチャーとしても機能するので、DVDやPC、ゲーム機など複数の機器をテレビに切り替えて映すことができる

「映像は関係あるの?」と思われた方には次の構成例で説明します。

構成例

下の図は既存の環境にサラウンドシステムのみ追加したときの構成例です。

グレー部分が既存の環境で、赤い部分がサラウンドシステムとスピーカーになります。青い部分は変更が必要な接続線です。

既存の環境はHDDレコーダから直接テレビに接続していましたが、サラウンドシステムを追加する場合、図のようにサラウンドシステムを経由して接続します。

スピーカーとサラウンドシステムも接続する必要がありますが、無線対応スピーカーのタイプだとHDMI接続を変更するだけで使用できます。

映像も音声と一緒に伝送

サラウンドシステムは音声だけでなく映像も一緒に処理します。映像を加工する訳ではありませんが、複数の入力端子を備えており映像スイッチャー(切替器)の役目も果たします。

使用する端子はHDMI端子です。この端子で映像と音声の両方を伝送することができ、サラウンドシステムが複数の入力を切り替えてテレビやプロジェクタに出力します。

一般的なテレビはHDMI入力端子が1つか2つしかないと思います。HDDレコーダやBDプレーヤ、ゲーム機を接続しようとすると端子が不足していて手で配線を差し替えている人もいると思います。面倒ですよね。

なんでHDMI入力が少ないのでしょうか?もっとつけて欲しいですよね。

それはお金がかかるからです。材料費ではなくライセンス料が入力端子ごとにかかります。なのでテレビメーカーが入力端子数を制限しているんです。

HDMI入力の不足もサラウンドシステムで解消できる場合があります。

出典:パイオニア社ホームシアターシステムHTP-S767機能詳細より

機種によって違いますが、3つ以上の入力をサポートしている機種があります。サラウンドシステムを購入する人はAV機器をたくさん持っているので、ユーザーの要望に応えているんだと思います。

また、bluetoothに対応していたりとサラウンドシステムはAV機器の中継基地の役割を果たします。ホームシアター以外の用途で導入を検討してもいいと思います。

サラウンドのスピーカー

サラウンドシステムとスピーカーを接続する必要があります。これがデメリットになりますね。

スピーカーの数は5.1chだと前後左右と前中央の5個に低音を強調するサブウーハの計6個です。サブウーハは本体に内蔵されていることが多いので、5個のスピーカを線で接続します。

僕の家は天井内部に埋め込みの配線スペースを設けてスピーカ線とプロジェクタ用の線を這わしていますが、一般的な家ではスピーカの線が露出することになります。(リアの2本だけですが)

配線が見えることが嫌でサラウンドスピーカをつけたくない人もいると思いますが、解消する方法は以下のものがあります。

  • モール材で覆う
  • 無線スピーカのタイプを選択する
  • 2.1chのタイプを選択する

モール材で覆う

ホームセンターなどで床や壁に設置するモール材を購入して自分で配線の道を作ります。床か天井の壁際が最も目立ちませんが、うまく設置するのは結構大変だと思います。

DIYが得意な方だとこの作業自体が楽しいかもしれませんね(笑)。

カーペットの下に隠す手もありますが、人が踏んでしまうと配線の劣化や断線、最悪ショートするので、あまりおすすめできません。

無線スピーカ

配線する必要のない無線スピーカのタイプがあります。無線の機能が追加されているので当然高額になります。これだとスッキリしますが、スピーカーに電源コードが必要な機種もあるので事前に確認してください。

電源だけであれば他の家電と同じでスピーカーの配線よりはかなり短いので、特に気にしなくてもいいかもしれません。

ソニーから無線スピーカーに対応しているサラウンドシステムが発売されています。

バータイプ

最近、2.1chや3.1chのバータイプのサラウンドシステムが人気のようで各メーカから続々と新機種が出ています。価格帯も抑え目で安価です。

2.1chは前左右のスピーカーが1本のバー状の本体に納まっています。普通のAV機器のようにテレビの近くに置くだけで使用できるので、配線に悩まされることはありません。非常にお手軽です。

また、デザインがおしゃれなものが多いことも人気の理由です。

出典:YAMAHA YAS-108の製品ページより

こちらは2.1chでサブウーハも内蔵されたYAMAHAの製品です。シンプルなデザインでカッコいいですね~。

僕にはもう必要ないんですが、見た目だけで欲しくなります(笑)。

コントロール部も全て一体型でコンパクトです。出力容量に少し不安がありますが、別売りの外付けサブウーハで強化できます。一流メーカーなのに価格もお手ごろだと思います。

 

3.1chだと前左右に加え前中央にスピーカーが埋め込まれています。サブウーハは埋め込みだったり、独立していたりと機種によって異なります。

出典:PIONEER FS-EB70製品ページより

こちらは3.1chのパイオニアの製品です。別置きサブウーハになりますが、無線接続です。HDMI入力も4つあり、bluetoothだけでなくWifiも完備する高性能機です。

 

出典:SONY HT-Z9F製品ページより

こちらも3.1chでソニー製です。別置きサブウーハは無線接続です。また、別売りの無線リアスピーカをつければ、無線でのリアル5.1chになります(電源コードはあります)。将来的に物足りなくなってリアル5.1chに拡張したいときに便利ですね。

 

昔はリアルの5.1chスピーカーとの差がかなりありましたが、年々、サラウンドの合成処理が良くなっているので、その差も縮まっているようです。

まとめ

とりあえずホームシアターを始めてみたい方は、最も効果の高いサラウンドシステムから試すことをお薦めします。

初期導入費用が抑えられ、将来的にプロジェクターを導入しても継続して使用できます。

スピーカーの配線が部屋の中を這ってしまうことがデメリットですが、無線スピーカーやバータイプの機種を使用することで解消できます。

安価なバータイプでも将来的にリアスピーカーを拡張できるものを選べば安心できます。バータイプの製品については以下の記事でも紹介しています。

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