僕は動画配信サービスを利用してホームシアターで映画やアニメを観ています。
今までADSLのインターネット環境で観ていたんですが、楽天モバイルのRAKUTEN UN-LIMITと契約したので、試しに楽天回線で動画配信サービスを利用してみました。
結論を言うと「RAKUTEN UN-LIMITでは、1日10GBを越えると速度制限がかかるので、映画を観るのには注意が必要」です。画質を落とせば長時間観ることができます。
一応、実際にRAKUTEN UN-LIMITの回線だけでFire TV StickでAmazonプライムビデオを観たので、方法も紹介しておきます。
今までの回線状況
僕は動画配信サービスを利用してホームシアターで映画やアニメを観ています。
Fire TV Stickをプロジェクターに繋いでAmazonプライムビデオやU-NEXTなどの動画配信サービスを利用しています。動画配信サービスは便利ですね。レンタルDVDの店に行かなくてもすぐに映画を観ることができます。一度動画配信サービスを利用すると抜けられなくなります(笑)。


動画配信サービスはAmazonデバイスのFire TV Stickをテレビ(プロジェクター)につないで観ています。
インターネット回線経由で通信しますが、僕の接続環境はイマイチなんです。
ADSL回線なんです。
一応観ることができるので、このままでもいいんですが、これから4Kのコンテンツが増えるとなると光回線に変えたほうがいいのかなと考えていたんです。でも光回線って結構するんですよね。フレッツだと今までの2倍以上かかりますね。
そこに新たな救世主が現れました。(と、思ったんですが。。)
楽天モバイルのRAKUTEN UN-LIMITです。
RAKUTEN UN-LIMITとは
RAKUTEN UN-LIMITとは、データ容量無制限で月額2,980円のモバイル通信サービスです。楽天回線を使用しますが、NTT docomoやソフトバンク、auと同じスマホの通信サービスです。
- データ容量無制限
- 国内通話無料
- 1年間は基本料金無料
現状、サービスエリアは全国津々浦々とまで行っていませんが、2021年3月までには全国がサービスエリアになる見込みです。現状でも主要都市はサービスエリアです。
ビックリするのは「1年間は基本料金無料」です。先着300万名まで無料です。オプションもありますが、僕はオプションは追加していません。なので、1年間は無料です。
1年経過後も月額2,980円なので、データ容量無制限なら格安です。
契約時に初期費用3,000円(税抜)がかかりますが、税込み3,300円分の全額がポイント還元されます。オンライン契約だと、さらに3,000ポイントがプレゼントされます。
詳細は以下の記事で紹介しています。


RAKUTEN UN-LIMITをFire TV Stickにつなげる方法

RAKUTEN UN-LIMITがお得なのは分かったけど、
スマホで映画を観るってこと?
RAKUTEN UN-LIMITはスマホの回線ですが、スマホで映画やアニメを観る訳ではありません。
スマホの機能の「テザリング」を利用して、Fire TV Stickで観ます。
テザリングとは
テザリングとは、スマホ(端末)に搭載されている機能で、Wifi機能を使ってモバイル通信回線を他の機器で利用することです。
多くの人は光回線やADSL回線をWifiルーターに接続して、家庭内のノートPCやFire TV Stick、スマホを利用していると思います。
このWifiルーターをスマホ自体が行うことをテザリングと呼びます。
テザリングのやり方
スマホの設定とFire TV Stickの設定が必要です。
スマホの設定
使用している機種によって設定が異なりますが、概ね以下の手順です。
- 設定を開く
- ネットワークとインターネットを選ぶ
- テザリングの項目を探して開く
- テザリングの以下の項目を設定し、ONにする
- ネットワーク名 (自分の好きな名前を設定する)
- セキュリティ (デフォルトの設定で構わない)
- 接続されるときのパスワード
Fire TV Stickの設定
今まで使用していたWifiをスマホのテザリングに切り替えます。
- 「設定」の「ネットワーク」を開く
- スマホで設定したネットワーク名を選択する
- スマホで設定したパスワードを入力する
正しく設定できれば、そのままFire TV Stickで映画などを観ることができます。
スマホのテザリングで今までのインターネット環境は不要?
スマホでテザリングすれば、光回線やADSL回線は不要となります。

じゃあ、みんな、そうすればいいじゃない。
なんでしないの?
誰でもすぐにでもできるんですが、ネックは「通信料金」です。
スマホの回線を使用するので、バンバン通信するとすぐにデータ容量を使い切ってしまいます。NTT docomoのギガホプランでも無制限といいつつ月30GBを越えると通信速度に制限がかかり1Mbpsになります。
高速通信を無制限に行うためには無制限に追加パケットを購入するしかありません。
RAKUTEN UNLIMITも速度制限あり
最初は「データ容量無制限の楽天回線なら無敵じゃないのか??」と思ったんですが、実際には1日10GBを超えると1Mbpsの速度制限がかかることが分かりました。
「1日10GBを超えると1Mbpsの速度制限」自体は楽天モバイルの公式ページに明記されている訳ではなく、上の画像の下の部分に「公平にサービスを提供するために通信速度の制御を行うことあり。」と明記されています。
現状の運用が「1日10GBを超えると1Mbpsの速度制限」になっているようです。月換算だと約300GBです。(運用は今後変わる可能性があります)
NTT docomoのギガホプランの「月30GBを越えると1Mbpsの速度制限」よりは10倍程度の容量なので、はるかにメリットがありますが、動画配信だと厳しいかもしれません。
動画配信の通信容量はどのくらい?
YouTube動画は1Mbpsでも問題ないのですが、AmazonプライムビデオやU-NEXTなどの動画配信サービスのフルHDや4K映像の場合、1Mbpsでは足りません。
映像のシーンによってビットレートは変化しますが、一般的には以下のビットレート(通信速度)が必要です。
映像品質 | ビットレート | 1時間当たりのデータ容量 |
---|---|---|
SD(480p) | 1Mbps程度 | 0.5GB程度 |
HD(720p) | 3~4Mbps | 1.3~1.8GB |
フルHD(1080p) | 7~8Mbps | 3.1~3.6GB |
4K(2160p) | 約20Mbps以上 | 約9GB以上 |
AmazonプライムビデオやU-NEXTではフルHDが主流なので、2時間の映画だと7GB程度消費します。
RAKUTEN UN-LIMITの1日10GBだと映画1~2本しか観ることができません。
映画だと1~2本でもいいのかもしれませんが、アニメの一気見は難しいです。
Fire TV Stickの設定で「ディスプレイの解像度を720p」にするか、「環境設定のデータ使用量の監視でビデオ画質を高画質」に設定すれば、6時間程度は観れるので、そこそこ使えるかもしれません。但し、解像度はフルHDではなく720pに落ちます。
アニメだと720pでも気にならないと思うので、使えるかもしれませんね。
SD画質では約1Mbpsの通信速度が必要なので、RAKUTEN UN-LIMITの速度制限にかかってもSD画質は観ることができるとも言えます。特に画質を設定しなくても、通信速度の範囲内で画質は自動調整されるので、アニメだったら何も気にせず見れるかもしれません。

結局、使えるのか?
結局使えるのかどうかですが、個人的には以下の意見です。
- 最高画質の動画配信をRAKUTEN UN-LIMITの通信だけで観るのは難しい
- 視聴時間が数時間程度に制限される
- 画質を落とせば、そこそこ使えるのではないか。
- 720pだと6時間程度視聴できる
ホームシアターを組んでいる僕の場合は、RAKUTEN UN-LIMITの通信だけで観るのは難しいですね。
テザリングとは無関係ですが、スマホ自体でアニメを見る人は、SD画質で見ればRAKUTEN UN-LIMITの通信だけでも不自由することなく観ることができると思います。
ちょっとネガティブな情報になってしまいましたが、今までのモバイル回線では、フルHDの動画配信を長時間観ること自体考えもしませんでした。2時間の映画だと7GB程度消費します。
フルHDの映画を1日1~2本は観ることのできるモバイル回線は凄いと思います。速度制限がかかっても翌日には復活します。
現状、1日10GBまでは高速通信できるので、月換算すると約300GBです。
この通信環境が1年間は無料なので、試してみてはいかがでしょうか。
詳細は以下の記事で紹介しています。セールなどもしていますよ!


Fire TV Stickを使用せずにスマホの画面を直接テレビなどに表示させる方法は以下の記事で紹介しています。ケーブルが必要になります。
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