ONKYOがDolby atmos/DTS:Xに対応したAVアンプ「TX-SR393」を2019年2月下旬に発売しました。
今までサラウンドシステムをもっている方は、AVアンプと追加スピーカーだけ買い換えれば最新音声フォーマットに対応できます。今までのスピーカーを有効活用できます。配線作業も最小限で済むのでおすすめですよ。
最後にスピーカーとセットになった機種も紹介しています。
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最新のサラウンド
最新のサラウンドはDolby AtmosとDTS:Xです。
従来の5.1chや7.1chのスピーカー構成に、2chの天井用スピーカーを加えた構成です。オブジェクトという新しい概念で実現しています。例えばヘリコプターのオブジェクトがどこに移動しているのかを再生機器側で計算して音を再生します。再生する環境に合わせて音を再現するので従来よりも高い臨場感を得られます。
Dolby Atmosについては以下の記事で紹介しています。
→ DOLBY Atmosとは -サラウンドの種類:Dolby digitalとAtmosって何が違うの?-
→ リアル5.1ch以上のDolby Atmos対応AVアンプ -低価格で従来サラウンドから拡張する方法-
4K-UHDブルーレイの最新音声フォーマットの対応情報と4K配信は以下の記事で紹介しています。
→【2019年10月以降】4K Ultra HD(UHD)ブルーレイ タイトル一覧 -4K配信、音声対応情報Atmos/DTS:X-
サラウンド自体は以下の記事で紹介しています。
→ 初めてのホームシアターのオススメは? 無難にサラウンドから始めませんか
ONKYO TX-SR393
画像はONKYO TX-SR393製品ページから抜粋しています。
ONKYO TX-SR393は5.2chのAVアンプです。Dolby atmosやDTS:Xの場合、3.2.2chで再生されます(2019年2月発売)。実売価格5万円台後半です(2020/10/20時点)。
Dolby AtmosとDTS:Xに対応
ONKYO TX-SR393はDolby AtmosとDTS:Xに対応しています。Dolby AtmosとDTS:Xの音源の場合、3.2.2chで再生されます。
また「Dolby Surround」モードや「DTS®Neural:X」モードを選択することで、Dolby AtmosやDTS:Xに対応していないソフトもアップミックス処理により臨場感溢れる音場空間で楽しめます。
新バーチャルサラウンドテクノロジーに対応
Dolby Atmos Height VirtualizerとDTS Virtual:X™に対応しています。
リアスピーカーを設置していない2chやハイトスピーカーを設置していない5.1chなどの環境でも、高さ方向も含んだサウンドを創り出します。
Auto Sound Setting
付属の測定マイクを使用し、スピーカーの有無、視聴位置からの距離、音量、周波数特性などを測定します。全て同一条件となるように自動で調整されるので、難しい設定はいりません。初心者も安心ですね。
Dolby AtmosやDTS:Xは上方向からの音が追加されています。天井の反射を利用しているので、単純に再生すると視聴している人には遅延して聞こえます。この遅延も自動で調整することができます。
ボーカルエンハンサー機能
人の声が聞きとりにくい場合、その周波数帯域だけをリモコンや本体で簡単に調整できる機能を搭載しています。
Bluetoothで音楽も再生
Bluetoothでスマートフォンなどの楽曲の再生を、ワイヤレスで手軽に楽しめます。オンキヨー独自技術「ミュージックオプティマイザー」機能を使うことで、MP3などの圧縮音源の高音域を補正し、音質を向上させることが可能です。
流通量が少なくなっています。
以上、ONKYO TX-SR393の特徴を紹介しました。
その他のONKYO製品
ONKYOから発売されているその他のDOLBY ATMOS/DTS-X対応のAVアンプを少し紹介します。
HT-S3910
TX-SR393と性能はほぼ同じでスピーカーとセットになったHT-S3910も発売されました。
初めてサラウンドシステムを導入する方にはセットのほうが楽です。単品だと何を揃えたらいいかも検討しないといけませんが、セットなら必要なものが全部揃っています。
上の画像のように、従来の5.1chサラウンド/DOLBY ATMOS対応3.1.2chサラウンドのどちらでも使用することができます。
実売価格も5万円半ばとセット物ではお手軽な価格帯です。
TX-NR696
TX-SR393はエントリーモデルとなりますが、TX-NR696は音質に磨きをかけ、仮想 5.2.2chも実現可能な7.2ch AVレシーバーです。実売7万円弱です。
ホームシアターサウンド認定の世界基準THX® Certified Select™を取得しています。
7万円前後です。スピーカーセットのモデルも販売されています。
BASE-V60
2016年モデルの少し古い機種ですが、BASE-V60もあります。2.1chのスピーカーセットです。
形状が少し異なりますがサウンドバーと同じ、前面スピーカーのみのタイプなので、設置しやすいです。
商品説明に「DOLBY ATMOS/DTS-Xはファームウェアバージョンアップで予定」とありますが、対応のファームウェアアップデートは2017年に公開済みのようです。ONKYOのファームウェアアップデートのページでは2019年以降の情報しか公開されていませんが、DOLBY ATMOS/DTS-Xは対応済みだと思います。
スピーカーつきで5万円台です。
イネーブルドスピーカー
従来の5.1chサラウンドシステムからAVアンプのみDOLBY ATMOS対応に買い換える場合、既存のスピーカーだけではDOLBY ATMOSのフル機能を引き出すことができません。
最も効果が高いのは天井埋め込み型スピーカーですが、後から天井に取り付けるのは難しいですよね。
一応、3.1.2chのモードを使用して、今まで後方に設置していたサラウンドスピーカーを前面の上方に設置すれば、5.1chのスピーカーでも擬似的に上下方向の音声も再生します。
もう一つの方法として、イネーブルドスピーカーを利用する方法があります。(前面の左右に計2台設置します)
天井に向けて音声を出力し、天井からの反射音を利用して、上方からのサラウンドを再現します。天井に反射させる仕様なので、通常のスピーカーを使用することはできません。イネーブルドスピーカーと呼ばれる専用のスピーカーが必要です。
ONKYOのイネーブルドスピーカーはこちら。2個セットで1万円台半ばです。
関連情報
DOLBY ATMOS対応スマホ
最近はスマホで映画を観る人が増えてきています。DOLBY ATMOS対応のスマホに乗り換えるなら、OCNモバイルONEがオススメです。最新機種が他者と比べて最安値で入手できますよ。
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4K Ultra HD発売情報
DOLBY ATMOSの詳細
DOLBY ATMOSの詳細はこちらで紹介しています。
AVアンプの他メーカーの機種については、以下の記事で紹介しています。
→ リアル5.1ch以上のDolby Atmos対応AVアンプ -低価格で従来サラウンドから拡張する方法-
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